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  • 執筆者の写真Naomi Saito

里親&養親の当事者研究-⑮

【10月20日(水) 第15回 里親と養親の当事者研究レポート】

参加者:10名 (耳だけ参加1名)

ファシリテーター:向谷地悦子さん

板書:さいとうなおみ


皆さん、大変お待たせしました。

三カ月ぶりの里親&養親の当事者研究の参加者は10名、養親も、里親もボーダーなく、苦しい話も頑張りもそのまんま語り合いました。


ここだから話せることが山盛りたまってたよ!と参加してくださる人もいて、三カ月も延期してきてしまったことを反省しました。ご心配おかけしました。



さて、毎回みんなの自己紹介からテーマを設定していきますが、今回はそのお休み期間の皆さんの様子や、頑張ったこと、きつかったこと、乗り切るコツからスタートし、その中から特に話題に上がることが多かった「里親アルアル事件」をベースにみんなの思いを探ってみました。


<今日の自己紹介>

①気分・体調

②3か月の間の里親&養親としての苦労と発見

③その間の自分の助け方のコツ






自粛期間とも重なっていた三カ月間、それぞれ色々な経験をしていました。


子どもが約束したことを守れないという悩みに対して、約束→目標と考え方を転換し、子どもを叱らないで済む方策を見つけた人もいました。

その「自分の助け方のコツ」は、子どもだけでなく、親としてリラックスして子どもと過ごすために必要な視点なのかなと感じ、真似してみようと思いました。

つい正しさを主張してしまう私としては、そんな乗り切り方が実践できたら、自分の好きな子育てに一歩近づくような気がします。



障害のある子どもの養育を頑張っている人も複数参加していました。

子どもが可愛いだけでは乗り切れない苦しさや、周囲の理解不足で傷ついている思いを吐き出してくれました。

子どもの未来をどんな思っているのか、

周囲の理解不足でどれだけ孤立した気持ちになるのか、

実際の支援の足りなさについても知る機会となりました。

それぞれが、育てている子どもの幸せな未来を願っている。

子どもと向き合っているからこそ、現実にある課題や苦しさを全身で背負っているような姿に、こんなに愛情深い人たちが誤解されず、周囲のみんなが応援してくれるといいなと思いました。



<研究ででてきた言葉>

・情けないピアサポーター養成講座(べてる)

・障害のある子どもの養育に対しての偏見・理解不足・肩身の狭さ

・里親・養親としての本音にダメ出しする人ってなんなん?

・子育てがんばってる!褒められて伸びるのは子どもだけじゃない、

・里親会って必要なの?

・里親会も頑張ってるやついるで!

・里親・養親の気持ちの受け皿がほしいよー!

・え?ボーダレスな里親会、作っちゃう?

・里親・養親の仲間の専門性を活かしたサポートやっちゃう?

 →子どもの自立を支えるサポートできるかも?

・里親会って名前ぴったりこないなぁ、なんだろう?→決まらず



参加した人の感想をいくつか紹介します。

■面白かったし、大共感することばかり

■道路飛び出す子どもを必死に追いかけるのは子育てで、社会貢献じゃないよ。

■仲間ができたことがうれしい!

■板書サイコー!!!一人じゃなーい!!

■三カ月ぶりでたまってる苦労がわーっとあぶりだされた。定期的に里親爆発を起こしていくのが大事!

■・里親会に何を期待するかな?と考えた。自分がどんなサポートしてもらったら助かるか。相談を受けることがプロではないから、里親会の役員が担わないといけないのか?専門家につなぐという役割が里親会にあるのかな?相談は難しいことだから、聞く側が気付いていないといけない。


などなど、様々な感想が寄せられました。


アフターアワーズのお話しでは、ボーダレスな里親会を作ることや、関わっている里親の専門性を活かして相談できるサポートについても話が展開していきました。


レポートでは一部しかお伝えできないので、興味のある方はぜひ次回の当事者研究に参加してみてください。



次回は、11月30日(火)11時~12時30分 オンライン開催します。




レポート:さいとうなおみ



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