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  • 執筆者の写真Naomi Saito

里親&養親の当事者研究-⑨

【第九回 里親&養親の当事者研究報告(2021年1月19日11時~13時開催)】


本日、里親&養親の当事者研究 第9回目を開催しました。

参加者は12名。

中野区、杉並区、三鷹市、川崎市、北海道の里親&養親の仲間が集い研究しました。


★今日の自己紹介

①呼ばれたい名前、住んでいる地域

②気分、体調

③住んでいる地域

④自己病名、or苦労の専門家

⑤里親になった動機

※よかったこと、苦労したこと、改善したいこと



今日の研究テーマは「揺れる」ということで、

子どもとの関わり方、こちらの出方について研究しました。


本日は、それぞれの「最近の苦労」を改めて振り返ることからはじめました。

今回参加した皆さんは、思春期やユース時代を過ごす子どもたちとの関わり方の難しさを持っている人が多くいました。


毎日の子育ての中で、思春期や自立期というのは特に関わり方は難しく、良かれと思ってやったことが関係悪化につながってしまう事もあります。

これを言ったら喧嘩になるなと分かっていても、一緒に生活していると色々と目くじらを立ててしまいます。



そこで、当事者研究の理念の1つ

【 「人」とその人が抱える「問題」を分けて捉えること 】

ということから考えてみました。


(こと)夜寝ないでゲームしている

(こと)学校へ行かない

(こと)仕事しない


この(こと)に対して、どんな対応をしたらいいのでしょうか。

また、(人)の部分、子どもはどんな気持ちでその行動しているのか、どんな対応を必要としているのかということも考えました。


ゲームしているのも、学校に行けないのも、仕事しないのも、

全部理由があるんだろうなと思うけど、ついつい何か言いたくなってしまう。

この関わり方はかえってマイナスと思いつつ、ぶつかってしまう。

そんなエピソードがたくさんでてきました。



そんな中、このサイクルからちょっと離れた方もいました。

本来なら怒る、注意する部分を、少し静観してみたそうです。

相手の出方を観察する日々を過ごしてみると、少しずつ変化がある。

「よく考えたら、同じ時間を過ごしている自分より成長しているかもしれない」という感想も寄せられました。


積極的に関わることとは反対に、「当たらず、触らずの関係の作り方」が必要な時期もあるようです。

とはいえ、そういった関わりができる日もあれば、心配が沸騰して関わり過ぎたりもするそうです。

そんなふうに、参加した誰もが「揺れながら」子育てしている姿が見えてきました。


「解決策はこれ!」という話し合いではないのですが、それぞれ心になにか気付きや、

明日はこうしてみようかな!という気持ちになって終えたのではないでしょうか。


24時間、365日の生活に寄り添っている里親さん、養親さんだからこそ、きめ細やかな理解と悩み、それぞれ苦心しながらの対応が垣間見える内容でした。




次回の当事者研究は、来年2月16日(火)11時からです。

興味のある方はメールにてお問い合わせくださいね!

問合せ:info@growhappy.jp




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