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  • 執筆者の写真Naomi Saito

第7回ナイスな親プロジェクト発表会レポート 

更新日:2021年1月22日


【2020年1月9日 第7回ナイスな親プロジェクト・対話型発表会】

 

〈当日の流れ〉 ■開会の言葉と参加の注意点 ■代表齋藤より自己紹介&挨拶 ■参加者自己紹介 ■今日の項目解説 ■こどもの考えるナイスな社会より 言葉紹介 ■ディスカッション ■閉会




本日の内容は、里親の子育てスキル12カ条より、

第7条「自分の感情を知り、ケアする知識とスキルを持つ」です。



【出来た経緯は、10月26日おとな会議の議論から】

■項目解説 この項目は10月26日のおとな会議では、精神科医の白川美也子先生による講演で、子どもがトラウマを抱える仕組みや、子どものタイプによって表出の違いなどを詳しく教えていただきました。トラウマについて理解することによって、養育困難になる理由や、子どもの行動を適切にサポートする事ができるという内容でした。



後半のワークショップでは、里親委員、専門家委員だけでなく、こども委員や子どもを預けた経験のある実親さんも一緒に話し合いました。

それまでのおとな会議で発表された「里親にとって大切なスキル」を見返し、同様の意見やスキルは一つにまとめるなどし、意見を整理しました。そして、会場にいた全ての参加者(里親、こども委員、オブザーバー参加した自治体の職員や支援者の皆さん)と一緒に、どのスキルが大切に感じているか、シールによる投票を行い、上位10までしぼりこみました。



そこで選外となった「里親の心身のケア」という項目については、専門家委員の白川先生からの提案として、子どもの安全に育つ環境の為に必要な事だとアドバイス頂き、改めて検討項目として残されました。




■過酷な環境を経験した子どもを養育することによって、里親側が代理受傷してしまうことがあります。里親の心理的ケアは非常に必要だと感じている里親は多くいますが、社会的養育の世界でも認識が進んでいないので、里親の心理的ケアの支援は全くないというのが現状です。そういったことから、あえて「心理的ケアは大切」と考えた里親委員の一致した意見でスキルの1つに選ばれました。




【言葉紹介「子どもの考えるナイスな社会」より】

こども委員が選んでくれた、第7条に関連した言葉をいくつか紹介します。


(こどもから全ての人への言葉より) ★大切なことは三回言おう! どうしても聞いて欲しいことやお願いしたいことは、丁寧な言葉で、冷静に3回は言ってみよう。あなたのことを大切に思っているなら聞いてくれるはず。それでも相手が無視したり、酷いことをしてきたら、違う人を頼ろう。


★話そうとしたきに遠慮しないで! 「聞いてもらえない」と思って話さなかった頃、自分の思いを言えなくて辛かった。言ってみたほうがいいよ。


(子どもから、生みの親に向けて) ★他人の目を気にせず「助けて」の声をあげて 親からのしつけがマルトリートメントだったと知らず、最終的には保護され、里親のもとで過ごした子の気持ち。


子ども自身の養育者への態度にも言及した言葉。

(子どもから全ての人へ) ★誰からの暴力も受けないでほしい。暴力から逃げて!


★相手に文句を言うなら、自分もやってないか確認してからにして。大人も、子どもも


★心が死にかけたら、「助けて」と言ってください。


★あなたの言葉は毛布にも刃にもなる。傷つけるよりぬくもりを。誰に対してもあなた自身に対しても


色々な思いの中から、子どもの保護者へ向けての愛情を感じる言葉たちばかりでした。




【さいとうのまとめ】 精神科医というのは、安全に自分の心を探求するナビゲーターとして考える方がいいのではないかな?と感じました。

ナビゲーターとして考えると、どうも治療が合わないという時には自分中心で選びなおすこともしやすくなるし、精神科にかかるということの価値の作り直しができるのかなと思いました。



自分の感情を知って、対処するということは精神科にかかる、セラピストのケアを受けるだけではなく、人それぞれに有効な方法があることが発表会からわかりました。

人によっては「走る」だったり、「飲んだくれる」、「信頼できる仲間との関係から元気になれる!」という意見もでてきました。 様々な対処方法があるなかで、自分にとって「ナイス」な方法を探ってみたいですね!



■次回のお知らせ ・1月より、株式会社LINEのサポートで公式アカウントがスタートします! (お友達申請出来るように準備し、お知らせいたします!お友達申請お願いします!)

・次回のミニ発表会  1月23日 15時からです!


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