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  • 執筆者の写真Naomi Saito

第25回 里親と養親の当事者研究(2022年9/21)


里親と養親の当事者研究とは、困ったことや生きづらさを仲間と共に共有しながら、自分らしい新しい暮らし方、生き方のアイデアを模索する営みです。



子育ての中でひとりでは抱えきれない困りごと、みんなでわいわいと眺めてみませんか?



■参加者:13名

ファシリテーター:向谷地悦子さん

板書:さいとうなおみ



■本日の自己紹介

①名前

②住んでる場所

③気分・体調

④里親歴

⑤育てている子の状況

⑥自分発見(夏休みの宿題)





■テーマ「実子のケアどうしてる?」



<今回の研究>


里子からの暴言、暴力を受けながら養育している里親さんが、実子の「心」への影響と、どんな対応方法が必要なのかを考える研究でした。


里子も心の傷を抱えて大変な中必死に生きているし、それを必死に支えていきたいと思っているけれど、親が受けている暴力を見ている実子にとっては、面前DVになってしまうのではないかと悩んでいました。


実子と里子を同時に育てている里親仲間は、どんな方法で乗り切っているのか。自分として取り入れる方法を模索していました。




<参加した人の経験と意見>


癇癪で暴言、暴力のある子どもを育てている仲間からも、苦しい気持ちや経験をシェアしてもらいました。子どもはとても大切な存在なのに、暴力を振るわれると「自分の関わりが悪いのかな」と負のループに入り込んでしまう。

揺るがない人になりたい、、、でも揺らいでしまうよなという気持ちを教えてくれました。



実子と里子を一緒に育てている人からは、実践している方法をシェアしてもらいました。

・帰った時の声かけの順番を工夫する

・子ども一人ひとりと個別にデートする

・実子に対して、里子が暴れてしまう理由を説明する

などなど、子どもに合わせて、様々な工夫をしていました。




<研究者の次の一歩>


自分が暴力を受けることも、子どもがその様子を見ることも、共に「心がえぐれたり、痛い経験(悦子さん談)」だと思います。


今回はみんなの経験をシェアしてもらい、次の一歩を探るところまでの研究となりました。里親と養親の仲間たちが取り組んでいる生活の中での工夫は、子どもへの愛情があるからこそなんだと思いました。


同様の悩みを持つ里親さんが何人かいましたが、それぞれが、お子さんとの関係に効果のありそうなケアを見つけられるといいですね。


試行錯誤の子育て道。

一緒に悩んで、一緒に揺れながら進んでいきたいなと思いました。





<次回のおしらせ>


次回の第26回 里親と養親の当事者研究は、10月26日(水)11時より行います。(開催終了しました)



★自分の苦労を研究したい人も募集していますので、どしどしご参加ください!





<里親と養親の当事者研究に参加してみてください!>


当事者研究という言葉から、ピリッとした会議を想像している方もいるかもしれませんが、終始のんびり、それぞれの苦労がぽろんぽろんとこぼれる穏やかな会となっています。



参加してくれる里親さん、養親さんは、北は北海道、南は熊本まで、様々な状況の中、子どもの幸せ第一で子育てに取り組んでいます。



毎月参加の方もいれば、久しぶりに参加してくださる方もいます。

それぞれのペースでゆるやかにつながっているので、興味がある方はぜひ仲間になってください。



参加する際には、ホームページより会員登録(無料)が必要です。

お手数ですが、会員登録お願いいたします!




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