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  • 執筆者の写真Naomi Saito

第11回ナイスな親プロジェクト発表会レポート

更新日:2021年3月24日



【2020年3月13日 第11回ナイスな親プロジェクト・対話型発表会レポート】


司会:猫神(こども委員)

参加者:17名


≪本日の流れ≫

■開会の言葉と参加の注意点 

■代表齋藤より自己紹介&プロジェクト紹介

■参加者自己紹介(名前、今日の気分と体調、所属)

■項目解説 第10条「子どもの挑戦を応援し、一緒に考える」

■こどもの考えるナイスな社会より 言葉紹介

■ダイアローグ


≪グランドルール≫

①人の話を遮らない

②ひとり一人の意見の違いを認める

③自分の普通を押し付けない発言を心がける

④言いたくないことは言わないでオッケー!


【①今日の項目解説&里親委員の話合いより】


第10条「子どもの挑戦を応援し、一緒に考える」


「やりたいこと」に挑戦する、子どもの背中を見守ろう。

一緒に考える仲間になろう。失敗も子どもにとっては大切な財産。


この項目は、子どもが様々なことに挑戦するのを見守り、人生の先輩として一緒に考える仲間になろう!という提案です。


子どもの将来を考えるあまり色々と注意したり、教えたり、可愛いからこそ密接に関わり過ぎてしまうこともあります。そんな密な関係の中では、子どもの自由度は減ってしまい、挑戦するゆとりがなくなってしまいます。


愛着の関係を築く途上の里親子にとっては、挑戦にいたるまでのハードルもあります。

里親家庭と出会うまでの様々な経験から、初めてのことに強い不安を抱える子どもも多く見受けられます。



一般的には当たり前のことでも、子どもにとっては大きな挑戦だったりすることもあります。それは、信頼関係を手に入れることだったり、自分の気持ちを伝えてみようとかだったり。表情には出さないけれども、頑張っていることもあります。


そういった機微を感じとりながら育てる里親さんにとっては、子どもを守りたい気持ちがより大きくなることもありますが、それぞれの子どもの状態、成長において、必要な経験として「挑戦」があるのではないかと思います。


失敗を里親があまりに恐れると、失敗をしてはいけないというプレッシャーになるのかもしれないし、失敗から学ぶチャンスを奪っているのかもしれない。

親の目の黒いうちに思いっきり挑戦させてあげられたらいいのではないか?という意見もありました。




≪会議に参加した委員の言葉紹介≫


■できる、できないなど勝手に決めず、「やってみ!」と背中を見守って、どんな時も、一緒に考える仲間になることが大切なのかも。


■人生の先輩として情報と経験をシェアしてあげよう。

だけど、子どもと里親、生きてる時代も環境も違うから、大人が考えた通りに進むわけではないし、親が生きていた時代と同じ結果が出るとは限らない。

その子なりのチャレンジを応援しよう。


■「いざ!」という時にも相談しやすい関係こそが、子どもを危険から守る最大の防御壁になるよね。


■心配し過ぎて嫌煙されないように、気を付けよう。(特に思春期)


■失敗も子どもにとっては大事な経験。「失敗しても大丈夫、人生長いよ!」と言える大人でいたいね。


■いつも傍にいて、安心して相談できるだけでも、子どもにとっては「ナイス!な親」なのかもしれない。




【②こどもの考えるナイスな社会より 言葉紹介】


≪10条にむけて≫


★そんなのかまってられない、みたいな対応すんな!

その子にとっては一大事。子どもの相談を軽視しないで。(選者:こっぱ)


⇒構ってられないという反応は、挑戦を応援するとか、一緒に考えるというように感じられない。関心を持って聞いて欲しい。



★子どもの気持ちと未来を決めつけないで

何もしていないように見えるかもしれないけど、実際、凄く悩んだり、考えて行動しようと思っていたり、そのせいで疲れていたりするよ。(選者:猫神)


⇒何もしていないという状態は、出来ない状態という可能性もある。だから、子どもなりに考えているということに気付いて欲しいし、困っているんだと理解してほしい。一緒に考えて欲しい。



★子どもの未来を握っているのはあなたの知識・コミュニケーション。だから高めて欲しい。選択肢を沢山教えて欲しい(選者:猫神)


⇒どうしてもこっちがいいんじゃない?と大人は言いたくなってしまう。

でも、それは本人の意思とは関係なく、本人が思っている方法とも違うことがある。決めつけず本人に寄り添って考えるということが大切。

方法や答えを言うだけでなく、その過程を一緒に考えていくことでより良くなる。

失敗しそうなところほど、年上の人の知識を借りたい。

あくまでも借りるだけで、子ども自身で選択・決定していくことが大切。



★あなたの当たり前は私達の当たり前ではない

里親家庭において、短期間を過ごす子も、長期で過ごす子も、ひとり一人違う環境で生きている。

それぞれの経験を尊重してほしい。


⇒親が自分でいいと思うことを差し出したくなるが、子どもにとっては邪魔な話かもしれない。親が関わっていいのは、子どもの決めた挑戦に対して、知識や情報でサポートすること。チャレンジする内容は本人が決める。挑戦することにまで口出しするのは違う。



こども委員からのメッセージでした。




③ダイアローグ 「10条について」

ダイアローグは参加した全員の意見や感想を聴き、みんなで本日のテーマを深める時間です。

毎回この対話を楽しみに参加してくださる支援者もいます。





【次回のお知らせ】


次回のミニ発表会 3月27日(土)15時から16時半です。


テーマは、第11条「辛い時、怒っている時も、笑えることがあったら笑っちゃおう!」

をご紹介いたします!



いよいよ最終回です!


専門家委員の上鹿渡先生、鈴木先生も参加してくださる予定ですので、ぜひお楽しみに!





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