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執筆者の写真Naomi Saito

2022年2月22日 中野区児相が劇的に変えたこと


いよいよ4月にスタートする中野区児童相談所。

開設にともなって、今までと劇的に変わることが二つあるのです!

それは、、、



①受診券が変わります!

(キャーパチパチパチパチ)


それと、


②里親証明カードが発行されます!

(わーぉ!日本初?)


いずれも中野区の里親さんの要望から実現してくれました。



①偽造防止のホログラム紙使用、国保カードのような受診券になります!



まず、受診券ってなに?と思われる方もいらっしゃると思うので簡単に説明しますと、

受診券は、社会的養護の子どもが医療機関を受診する際に仕様されているもので、いわば「保険証」の役割を果たしています。




東京都の児童相談所から発行されているものは、パウチされた紙をカード型にしているものです。

その形状から、


・病院に受診する際、「保険証として使えません」と断られ、医療を受ける際のハードルになっている

・学校行事で保険証(受診券)を持参する際に、「こんなの見られたら、なんて言われるんだろう」と子どもが強く不安を感じて、隠すようにしている


という声がありました。






そういった生活の中の不安を解消するために、中野区児相では受診券をより保険証として認識されやすい形に変えてくれました。




なんてことないことのように感じるかもしれませんが、医療にかかる際に「この子は受診できません」と拒否されるってかなりダメージありますので、喜んでくれる里親さんは多くいるのではないでしょうか。





もう一つ、新たな一歩となるのが「里親証明カード」です。


②里親であることを証明できる顔写真入りの里親証明カードが新たに発行されます。




今まで里親であることを証明する書類はありましたが、東京都では持ち運べるカードタイプのものはありませんでした。

外国ルーツの子どもも、里親も増えている中、親子関係なのか一目でわかりにくい場合もあります。





また、愛着関係を築いていくなかで子どもが不安定になったり、特性からひどく泣いてしまうこともあり、公園から帰ろうとしているだけなのに、「連れ去り」に間違われてしまうこともあります。

ですから、里親が子どもとの関係性を証明できる身分証があることで、安心感をもって養育に取り組めるようになりますね。






中野区児相設置準備係の職員さんたちは、かなり早い段階から中野区の里親との交流をスタートさせて、子どもと里親の声から、どんな支援や仕組みが安心して生活できるのかな?という視点を持って関わってきてくれました。





新たな取り組みをスタートしてくれたことに感謝しつつ、中野区の里親仲間と一層中野区の里親制度、子育てを盛り立てていきたいと感じました。




当事者の声、要望があったからこそのチェンジだと思いますので、これからもみんなの意見よせてくださいねー!

どんどん住みやすい、守られているなぁという環境作りしていきましょ。





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