top of page
執筆者の写真Naomi Saito

こども会議 in 中野区公立中学校✨ 開催しました!

本日、中野区の公立中学校でのこども会議を行ってきました。


こども会議とは、2019年にグローハッピーの行った、「ナイス!な親プロジェクト-こども&おとな会議」からスタートしたもので、1つのテーマについて、こどもが主役で話し合い、参加した子どもの意見をもとに、みんながナイス!と思えるアイデア、提案を発信することを行います。

2019年のナイス!な親プロジェクトの際には、こども、里親、専門家が上下関係を取っ払って話し合いを行ってきましたが、こどもの意見は毎回目から鱗が落ちるようなハッとさせられるものが多くありました。

今回は公立中学校の2年生全員が参加するという今までにない規模で、

テーマは「子どもの権利、子どもが考えてみた!」というものでした。

中野区では、現在子どもの権利擁護に係る条例の検討しているので、それに合わせて企画しました。


上手く行くのだろうか?と心配もしましたが、結果は大成功!

こどもの鋭い視点、最高の意見と沢山出会う事ができました。

改めてこども達の力、凄いです。 


関わった大人が力を合わせたこと、特にSDGsを指導している先生のサポートが素晴らしく、生徒の力をしっかり把握し、Google ClassroomやMeetを活用しながらの授業の組み立ては、見ていて感動しました。

ゲストティーチャーのレクチャー、生徒同士の対話はオンライン上で行い、そこで寄せられた意見は個人を特定されない状態に加工し審議会へ提供できることとなりました。 コロナ禍であっても、今使える環境を駆使して学びを止めない工夫はできるものですね。


子どものアドボカシーという言葉と初めて出会ったという生徒も多いかもしれませんが、具体的に自分の生活から考えてもらえるようにお伝えしました。 それを受けての班ごとの対話はチャットでおこないましたが、かなり活発なやりとりになったようです。



それでは、班ごとの意見をいくつか紹介したいと思います。


≪子どもの権利条例に対して≫



★私たちの声もしっかり聞いてもらって、全世代が生活しやすい社会を作っていきたいから子供の権利(条例)はあるべきだと思う。


★みんなにやさしい街を作ると子どもの権利条例などといったものが要らなくなって誰もが意見を言えるようになるべきだと思った。


★みんな権利(子どもの権利条例)はあった方がいいと言っているけれど、その理由が1人1人違っていて意見の交流の面白さを改めて感じられた。


という意見が出てきました。



自分達の権利だけを考えるのではなく、そこで暮らす全ての人にまで想像力を働かせてくれました。もし、1人1人が尊重されたら、わざわざ条例を作る必要もなくなるという意見もいいですね!


≪中野区にあって欲しい場所≫


★もっと公園が欲しい。大人は今の子供達は運動神経などがどんどん落ちているとか言ってる人もいるけれど公園などがどんどんなくなっていって子供が伸び伸び動けるところが減っている!子供も外にあまり出ないと言うのもあるが子供が外に出たいと思うような公園を作って欲しい


★ストリートコート(バスケ)を作って欲しい⇒個人の意見としても多く寄せられました。


★ショッピングモールが欲しい


という、意見も出てきました。


審議会の皆さんは、この子どもたちの意見をどう感じるのでしょうか。

とても楽しみです。



余談ですが、個人的に好きな意見は、


★ヘアスタイルは周りに危害を加えないから自由でいいと思う


というものでした(笑)。


学校に張り出されていた言葉たちも合わせてご紹介致します。

今日の気持ちにピッタリきました。


★We could never learn to be brave and patient, if there were only joy in the world.

 ~Helen Keller

「もしもこの世が喜びばかりなら、人は決して勇気と忍耐を学ばないでしょう。

 ~ヘレン・ケラー


★Where there's a will, there's a way.

 ~Abraham Lincoln

「意志あるところに、道は開ける。」

 ~エイブラハム・リンカーン


★Now is the future.


未来は今なんだなぁという、最新の授業スタイルを体験することができました。


閲覧数:141回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


記事: Blog2_Post
bottom of page