「中野の子どもを中野のみんなで育てよう!」の番外編として、第4回なかのフォーラム「仲間たちの報告会」を開催しました。
コロナ禍において現場ではどのような対応が求められたのか、後半の意見交換&感想シェアの報告をお届け致します。
【齋藤感想】
様々な活動、支援があることに驚いた。
特に心に残ったのは、
・例年なら40件程度の貸付が1万件に増えていること。
・ドゥーラさんの直接支援によって、母子が守られること。その結果、親子分離を防止できること。できれば里親の元に来る子どもを減らしていきたいので、産前、産後の支援の必要性を痛感した。
【もとちゃん感想】
ここの団体の活動が区民にどこまで伝わっているかなと感じる。
改めて伝える事の大切さを感じた。
給付金のことも初めて知った。
中野区の子育て支援もいくつもあるが、そういった活動を中野区の全ての子育て世帯に届けたいと思った。
横のつながりをみんなに広げたいと思った。
・皆さんの努力がすごい。私自身も仲間の大変な状況をしっている。少しずつ顔を合わせて、少しずつ知り合っていくという時間がないなか。何とかしていきたいなーと思っている。
【甲田さん感想】
社協さんのお話しにあったコロナの貸付では、1万件の中には若い方も多かったのではないか?
1人親の方、お米を何回も貰いに来ている方もいる。その状況にとても心が痛んだからこそ、今回の議会で質問した。
【甲田さん質問】
現在もいるんですか?
【回答:社協・黒木さん】
再貸付など、報道によって問合せもある。そういった方が減っているとは認識していない。今日食べるものがないという人もいる。お米、食材もらうことで、何とか生活まわしている。
食材配布、お菓子、の寄付、子どもにお菓子を買えたという喜びの声もある。
フードパントリーを広げていきたい!周知したい。
【甲田さん感想つづき】
・もっと知られるように周知していかなければ!予防のためにも支援を周知しましょう。
地域包括ケアが進むように、お互いがお互いを知り、コーディネートしていけると中野区にしたい。
・今後、中野区では1人親の支援を体系立てて行うことを目標に活動していく。
・養育費の確保支援を行う。
【梁川さん感想】
もとちゃんの提案最高! 毎回毎回、「中野の子どもは、中野のみんなで育てようフォーラム」はいろんな角度でやってきた。今日だけでも大変な情報量をいただいた!
どうやって情報発信していくか!が大切。隣で大変!という人にどうやって協力していくかが大切。
相互で情報を気軽に受け取れる環境を作る、それが支柱となっていくのではないか。
どこを、どうしたらいいのか?
・「産後宿泊」、を中野区で子育て支援サポートとしてやっていること知られていない。
「私この子連れて、死のうと思います」そういって連絡のあったママさんと40分話して、直ぐに対応した。
⇒そのママは自分の経験を元に、自分のように動けないママのためのアプリを開発した。
★情報をどう発信したらいいのか、つなげられるのか? データを積み上げて、本、SNS、アプリ等で、セーフティーネットの情報発信していきたい!民間で地域版から積み上げていけたら。
【古川さん感想】
・児童相談所の仕事の前段階、虐待予防は区が行う大切な部分と思っている。
・特に0歳児はとても丁寧にやっていかなければいけない。
・そのために、妊娠期からのサポートが大切。
★産前産後の取り組みもきちんと体系的にやっていくことが、今日のお話しを聞いている中で心に感じたところです。
【古川さんからの質問】
・若者支援について、10年以上前に議会で梁川さんが質問されていた。
・「子ども・若者支援センター」ができることで、ようやく、若者への体系的な支援ができるかなと思っている。
・ひとり親家庭の子どもや社会的養護の18歳以降の若者ケアをどうしたらいいか。どの辺の切り口でやったらいいかご意見があれば伺いたい。
【回答:梁川さん】
・15~6年前の議会質問でのお話しですね。
・子どもと若者支援、発信拠点ができるというのは、支援策をきちっと立てなきゃいけない。
・ちゃんと教育を受けらるように、引きこもりも含めてきめ細やかな対策してほしい。
【回答:能登さん】
・里親の方は解除後のフォローアップ対策できる。
・若者支援団体が集まり、引きこもり、職業訓練やっているが継続できない。
・高齢の親御さんがその情報を知って、子どもを連れて一緒に参加できるような支援も必要。
【回答:齋藤】
・ユースとの関わりの中で、住む場所の不安定がとても大きな課題だと感じている。
中野区での支援の中で、18歳以降の安定した住む場所の確保が、子どもの直接来な支援となる。是非中野区でもそういった支援を拡充して欲しい。
・ユースが自分の人生について総合的に相談できる人が必要だと感じた。
⇒住む場所、引っ越し、仕事、様々な要素があるのが人生だが、個別の人にバラバラに相談している現状がある。総合的に相談できる人、場所、窓口があることで、問題をスムーズに解決していくことができる。
・就学金
⇒里親家庭向けの奨学金講座を開催している。1人親家庭でも活用できる給付型の物も紹介していきたい。子どもが借金を抱えないような情報、方法を伝える場所を作っていきたい。
【井田さん感想】
・齋藤さんのお話しの通り、施設退所後の住む場所の問題は大きい。
・施設出て家を借りるということが凄く苦労している。
・友人宅を転々としてしまう。
・社会的養護の子が安定して住める居場所を、空き家などを活用して行ってほしい。
⇒世田谷区などの例もある。
⇒グループホームは運営に個人的な負担が大きいということもある。
【黒木さん感想】
・大事な話しが沢山あった。
・体系的なことまでいかないが、引きこもり、仕事についても続かない、失敗の体験からひきこもりなど、そういった経験をお持ちの方向けに、社会的な活動のお手伝いで報酬貰うという取り組み考えている。
成功体験を積むことが大切。
・卒後の支援、生活福祉資金においては、生活のスキルの相談多い。借金を重ねてしまうなどの相談。⇒相談機関を知らず、消費者金融で借りてしまったという相談も、その人の困難を少しずつ紐解きながらサポートしている。時間かけている。
★早い段階で関わることで、社会へ復帰する支援している。職員が寄り添いながら対応していきたい。
★居住支援協議会ができる!
★男性として、梁川さんのお話し聞いて感じるものがあった。そのお話しを聞く場面がない、そういったことをどうやって届けるかという考えていきたい。
【出竹さん:告知と感想】
次回のフードパントリーは 3月6日 若宮児童館で開催。
フードパントリーはファンドレージングという形で進めてきた。
地域の方の募金から食材購入(子ども向けのお菓子も含め)、地域100世帯申し込みがあった。
食料品中心だけど、そこからの人と人のつながり、子どもの喜ぶ顔が見える活動になっている。
・ひきこもり当事者、家族の会「カタルーベの会」もある。
★若者支援、総合的な相談できる人、場所、窓口が必要と感じた。総合的に相談できる人、場所があることで安心につながると思う。
コロナ禍で、価値観や生活が変化する中で子ども自身も大変な状況。色んな事を考えている。大人のつながりのなかから、子どもたちが安心して育てる環境がつくれたらいいな。
・地域の中の人も、どんなつながりできるか?と思っているのではないか。
★必要な支援、出来る支援など、声に出して、地域の方と一緒につながりをつくっていきたい。
【能登さん感想】
楽しく、勉強になりました!中野区の状況も詳しく分かった。
これからもこんな取り組み進めて欲しい。
【梁川さん感想】
・取るだけ育休は意味が無い。亭主元気で外が良い
・東京都の職員支援課長は育休をとることを進めている。
⇒都の職員、出産後3日目で離婚したいと相談する人も。
⇒男性の育児教育にドゥーラを活用する事を提案。
【くぼははさん感想】
★本当に必要な支援を行っている報告内容に気持ちを動かされた。
・梁川さんのように、現場を知っている人しか分からない事があると感じている。
・自分が知らなかった現場の話を聴けて、勉強になった。
・自分のためになるなーと感じた。
・うちも不登校を経験し、子どものケアだけでなく、ファミリーケアが重要だと感じている。
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以上が今回の報告会の内容です。
来年は5年目に突入する「中野の子どもは、中野のみんなで育てようフォーラム」。
その頃にはきっとコロナも終息して、皆さんとお会い出来る事を願っています。
中野区で子育て中の皆さん、
中野区で子育て支援に関っている、関わりたいと思っている皆さん、
是非来年のご参加をおまちしております!
Grow Happy Project なかの実行委員会一同より
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