• Naomi Saito

第8回ナイスな親プロジェクト発表会レポート

【2020年1月23日 第8回ナイスな親プロジェクト・対話型発表会】

参加者:42名

■こども委員:4(あむ、ごん、猫神、こっぱ)

■里親委員:6(ぷーさん、くぼはは、もとちゃん、いさおさん、りょうさん、さいとうなおみ)

■専門家委員:4

・山下 敏雅(弁護士、東京都児童福祉審議会委員、社会福祉法人カリヨン子どもセンターカリヨン担当弁護士)

・向谷地 悦子(社会福祉法人べてるの家理事 看護師)

・向谷地 生良(北海道医療大学教授 ソーシャルワーカー 社会福祉法人浦河べてるの家理事)

・奥村 裕一(経済産業省貿易経済協力局長、京都大学法科大学院客員教授、東京大学公共政策大学院 客員教授を歴任。APEC 創設。COG事務局長)



本日の流れ

■開会の言葉と参加の注意点 猫神

■代表齋藤より自己紹介&挨拶

■今日の項目解説

■こどもの考えるナイスな社会より 言葉紹介

■ディスカッション

■締めの言葉 

■今日の項目解説



第8条解説 「子どもを信じて時を待つ」

全力を尽くして育てても、どうにもならない時がある。

不安で、言うことを聞かせようとして、傷つけたこともある。

子どもは、自分で育つ力を持っていると知らなかったから。

信じて、自分で殻を割って出てくるのを見守ろう。

仲間と一緒に



【解説】

このメッセージは、

・親が全力を尽くしても、どうにもならない時もある!

・子どもは育つ力をもっている。卵から孵化する時のように、その子の成長を信じて、殻を割って出てくるのを待とう。

・その子なりの成長のスピードかあるから、見通しつかない時は不安になるけれど、経験の少ない子どもはもっと不安を感じているかもしれない。

のんびり、子育て仲間と気長に待ちましょう。いつか笑い話になる日がくるさ。

そんな気持ちを込めてまとめられました。



この項目の出来た経緯は、、

【こども会議、おとな会議のブレストから】

■ブレストで出てくる親や養育者(里親、施設職員)への思いは、里子、実子、こども、おとな、バックグランドが違えど、共通していました。

「信じてくれなかった」という失望は、想像以上にこどもにとっても、大人にとっても傷付き体験として残っているようでした。


■「話しを聞いてくれない」 「人の物を勝手に見る」 「友達の悪口を言う」

「夢を否定する」 「偏見が多い」 「理由聞かずに怒らないでー!」

ブレストで出てきた言葉をピックアップしてみましたが、信じるということに課題を持っている言葉が多くありました。


■一般的な子育てでも、「子どもを信じて待つ」というのは修行のように難しいと思います。信頼関係を形成していく最中の里親と里子の間では、更に難しいのです。

時として、決して越えられない壁に感じてしまいます。


■私(さいとう)の個人的な経験から分かった事は、

里親にしたら、信用ならない行動を子どもがする→だから信じられない。

その裏には、里親側に、本来だったらこうするべきとか、既に経験している気持ちの良いコミュニケーションのモデルがあるので、愛情のキャッチボールができるのが当たりまえと思っています。それが、子どもを尊重して、愛情深く対応しても、否定や裏切り的な行動をされてしまうので、全くわけがわからなくなる。で、信じられなくなる。

人によっては、そんな可愛い子どものことを受け入れられなくて、自分はなんて酷い親だと自己嫌悪に陥る人もいます。


■一方、子どもにしたら、「あなたを信用できない!」という、里親に対して否定的な言動をします。それは、約束を守るとか、ウソをつかないという行動も含めた大小様々な、嫌がられて当然の行動を何度も何度も繰り返します。子ども自身が「もう大丈夫、自分をしっかり受け止めてくれる、可愛がってくれる」と実感が持てるまでやり続けます。

里親からしたら過酷な試練となりますが、子どもにしたら、まるで願いのような気持ちが隠されているのではないかなと思っています。


■そんな難しい関係を乗り越えて信頼関係を作っていくのは、並大抵のことではありません。そもそも、人とのコミュニケーションは一方通行ではないので、子どもが一切受け入れないという行動を繰り返し行っていると、大人でさえも酷く傷付いて、相手に対して否定的な感情を持ってしまうのが当たり前なんですね。逃げ場のない家庭環境が、まるで戦場なのかな?というほど荒むということは、普通にあると思います。


■こんな構造があるかなと私(さいとう)は思いますが、みなさんはどう考えるでしょうか。こども委員、里親委員、専門家委員、参加した皆さんと対話しました。



■こどもの考えるナイスな社会より 言葉紹介

★信用できる人を探す(自分が話していて「いいな」と思える人に、少しずつ自分の話しをしてみよう。)


★話そうとしたきに遠慮しないで!(「聞いてもらえない」と思って話さなかった頃、自分の思いを言えなくて辛かった。言ってみたほうがいいよ。)


★遠慮しないで、自分の気持ちを、ママに伝えていいんだよ(実子の子に向けての言葉)


★血がつながっているからといって、親と子は別個体(できることも、できないことも違うよ!)


★子どもの気持ちと未来を決めつけないで(何もしていないように見えるかもしれないけど、実際、凄く悩んだり、考えて行動しようと思っていたり、そのせいで疲れていたりするよ。)


★あなたの当たり前は私達の当たり前ではない(里親家庭において、短期間を過ごす子も、長期で過ごす子も、ひとり一人違う環境で生きている。それぞれの経験を尊重してほしい。)


★すぐに物事をきめつけないで!(考えてたことを、否定されたような気持ちになって悲しいよ。)


★あなたの考える「正しさ」や「親切」を押し付けないで


というメッセージがありました。



■次回のお知らせ

・次回のミニ発表会  2月23日(火・天皇誕生日)13時~15時半

 ※ロングバージョンで、二つの項目を紹介します!


第9条「子どものウソや試し行動には理由があるということを知っている」

第12条「自分や状況にあったサポート、資源、仲間に支えてもらおう」

を合わせてご紹介いたします!

10回の閲覧0件のコメント

最新記事

すべて表示
 
  • Facebook

©2019 by 一般社団法人グローハッピー