• Naomi Saito

第6回ナイス!な親プロジェクト発表会レポート


【2020年12月26日 ナイス!な親プロジェクト-第6回対話型発表会】

参加者:20名 こども委員:3名 トビイリこども委員:1名 里親委員:5名 専門家委員:1名 区児相設置職員:1名 議員:2名 里親:3名 養子当事者:1名 子育て中の保護者:2名 支援者:1名



今日の項目 第5条

「子どもとうまくいかない時の解決策3ステップを知っている」  ①お腹を満たす ②スキンシップで心を満たす ③話し合いの内容を書く(見える化!)

どうしてもうまくいかないとき、みんなの心と体調を整えてみよう。 腹ペコが直るとイライラは消えるし、ハグをすると安心するよ。 カッカした時は言いたいことを書いてみよう。




【解説】 この項目が出来た経緯は、6月23日こども会議の議論から。

キックオフで行った「こんな親イヤダ!」ブレストでは、養育者に求めるものは「親」というよりも、「人」として良い言動をしてほしいという願いが込められていた事を再確認した子どもたち。6月のこども会議では、イヤだ!の反対側、「どうなったら素敵なのか?」を考える会となりました。


中でも、こども委員の発言、「躾っていうのが未だに納得できない。自分が最終的に保護されるまで、何回か児相との接点があって、その度に児相職員から『躾ですね』と言われてきた。それなのに、保護された時には『これは虐待ですね』となった。児相の判断に対して、いまだに納得できない。躾と虐待は何が違うのか?自分は親から『これは躾としてやる』といって暴力を受けてきたけれど、その時は躾なんだと思ってきた。そして児相にも躾なんだと言われてきた。これが躾なんだと思ってきたのに、虐待となったのは、どこがどう違うんだろう?」というものがあった。



その発言を受けて、ファシリテーターの向谷地生良さんは、「虐待は『下手な躾』という事かもしれないね。」という意見が出てきました。 躾をしようと頑張ってきたけど、その方法が暴力になってしまったのかも知れない。 だとしたら、その方法はどんなところから進めたらいいのか?という話し合いがありました。


親子関係がうまくいかない時に、どんな対応をしてくれると「子どもとして助かる」のか。 その手順を3ステップという形でまとめました。

①お腹が減ると機嫌が悪くなるから、何か口にいれよう! 

②心が寂しくなるとスキンシップで落ち着くことができる、ハグや手をつなぐなどしてみよう。 


それでもうまくいかない時はどうしよう?と考えていた所、こども委員の夫婦喧嘩を仲裁する方法、ファシリテーターの向谷地さんが当事者研究でも実践しているホワイトボードの使い方をとり入れ、③「話し合いの内容を書いてみる」としました。

話合いを見える化する、見守る第三者を作るということは、暴力的な関係を防止する大切な方法だと考えました。



さて、そんなやりとりの中からこの5条が決まっていったのですが、 「子どもの考えるナイスな社会」でその点に触れている言葉をいくつか紹介します。



【こどもの考えるナイスな社会より 言葉紹介】

★子どもの本当の気持ちに気付いて(こどもから全ての人への言葉より) 心の中で思っていても言えないことがあるから、その言えない気持ちに気付いて欲しい。その子が何かを言いたそうにしてたり、1人で考えていたりする時に声をかけてみて。その子が話したくなるまで、のんびり付き合ってあげてほしい。

類似のメッセージもいくつか紹介します。 (こども委員から、子どもに向けて)

★大切なことは三回言おう!

★自分の声を見失わないで

★話そうとしたきに遠慮しないで!


(養育者に対して、子どもの態度に向けた言葉) ★親の気持ちを決めつけない

(里親家庭の実子に向けた言葉として) ★遠慮しないで、自分の気持ちを、ママに伝えていいんだよ



子どもたちが目指すことは、 ★うけいれて信じあって! 子どもも親も、どちらもお互いを受け入れて、信じあわないと、楽しくないよ。里親を信じて自分の気持ちを話してみたら、心が楽になったよ。私は里親を信じるのに時間がかかったし、今も完全には信じられてないけど。今、里親のことが信じられないなと思っている子も、挑戦してみてほしい。何か一つでも「ほんとの気持ち」を言ってみて!




子どもとの関係でも、夫婦関係でも有効に使えるこの3ステップですが、実践してみると確かに効果があります。 夫婦喧嘩で言った言わないの壮絶なバトルになるのも、ホワイトボードを使ってまとめていくと、視点の違いとか、言い方の違いがよくわかって理解しあう切っ掛けができます。


さらに、里親としてお預かりする子どもたちとの信頼関係を築いていく中で、様々な問題行動を起こすこともあります。それを理解するために里親も頑張るのですが、ふとしたことが切っ掛けで虐待的な関係に陥りやすいので、この視点を持ち続ける事は安全な養育を実現するのには必要不可欠なのではないかと考えました。


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