• Naomi Saito

第2回ナイスな親プロジェクト発表会レポート

【第2回 ナイス!な親プロジェクト ミニ発表会報告!】


10月31日15時~16時に開催されました。


今回のテーマは・・・

里親の子育てスキル12カ条より

「第2条 子どもの意見なしに物事を決めない」


~当日の流れ~

■開会 挨拶&メンバー紹介

■里親の子育てスキル第2条の解説

■ディスカッション(感想&質問)

■閉会の挨拶 奥村裕一先生(一般社団法人オープンガバナンスネットワーク代表理事)



里親の子育てスキル12カ条より、「第2条 子どもの意見なしに物事を決めない」の発表を行いました。今回からは対話型発表会となりましたので、参加者とも活発に意見交換しながら進められました。



(第2カ条ができた背景解説)

第2条が作られた背景に、子どもたちが経験した「話を聴いてもらえず、自分の気持ち抜きに物事が進んでいく怖さ」ということがあります。助けて欲しいのに保護してもらえない、急に知らない家で暮らすことになるなど、大人にとっても怖い経験になるのではないか。子どもにとっては、大人が想像する以上の恐怖を経験したのかもしれません。

そんな議論から、安心、安全な関係を築くためには、二度と同じ経験をさせないことが重要だと気付きました。



自分で自分の人生がコントロールできないという無力感や恐怖を感じることなく、安心して育つ環境を守るためには、「勝手に子どものことを決めず、明確に情報を伝え、子どもの意志を尊重しながら決定していくこと」ということ里親の子育てにとって重要だと里親委員は考えました。



こども委員の意見

今までの経験から

・自分が心地いい、自分の好きを選べる、自分を見つける練習がしたい

・選択の結果が、失敗でも成功でも大丈夫だと感じたい

・大人が決めるのではなくて、アドバイスをしてほしい

・大人が良かれと思って選択したことが成功しても、子どもの手柄には感じない。

・自分の心と違うことを決められていくと、どうせ聞いてくれないんでしょと伝える事をあきらめてしまう。そして、悲しさをため込んで死にたくなる。

という意見がでてきました。



更に、「親がナイスな存在になるだけではなく、子ども自身が獲得すべきスキルを安全に練習する機会を作るべきではないか」と提案がありました。

「間違えてもやり直せる、そんな経験がしたい」という子どもの意見は、今の社会にとって欠けているとても重要な視点ではないかと感じました。



一方、大人は・・・



・子どもが選べないことを知らなかった

・子どもがわがままになるのでは?

・子供の意見を聞く必要ってあるの?

・言うことを聞かせるのが正しいことだと思っていた。

・子供のニーズを知らなかった。

と、自分達が育った環境から受け取った子育てのロールモデルを再発見することとなりました。その時に感じていた不満や悲しさを子どもたちが感じているなら、変えていきたいという気持ちになりました。

そこで、

・子どもの声をまず聴いてみよう。子どもの意志を尊重し、相談して決めて行こう。

・大人として経験したことを「情報」として丁寧に伝えよう。

・子ども時代に失敗も成功も経験して、人生を生きていく上で重要な「自分で決める力」を養おう。

ということを確認しました。



こども委員のまとめた「子どもの考えるナイスな社会」より言葉紹介(スライド)

参加者からの意見

今回の参加者は、子ども委員、大人委員に加え、里親として第一線で活躍している方、児童相談所職員、地方議会議員など、様々なメンバーでした。



・子ども委員

・勝手に決められて成功したとしても、その子供の実績ではなくなってしまうので、嬉しくはない。

・自分でやって失敗したら、経験になるが、言われてやった成功は経験にはならない。

・勝手にやるのと、アドバイスをもらうのは違う。

・●●するとうまくいくかも。。。と、聞いてやったことは、自分の経験となる。

・子どもの意見を聞かないでやったことが成功したとしても。子どもの気持ちは「僕も同じこと考えてた」という人がいる。子どもの気持ちが晴れない。

・晴れないと、ため込んでしまう。ため込んだ後、爆発してしまうか、溜め込みすぎて病んで死にたくなっちゃう。



大人参加者より

・大人になってからでも、意見を聞いてくれない人には心を開けない。

・自分が里子で過ごした時に、大切にされすぎて、自分の意見を言えなかった。それがとても辛かった。子どもの意見を聞くことはとても大切。(里子当時者の意見)

・子供の意見をもとに、寄り添いながら行末を決めていくのが、満足度が高い。その仕組みができていくといい。

・自分で決めて自分で責任を取ろうとしているのが、偉いと思い、感動した。

・日本の全体的な課題。子ども委員の話を聞いて確信を持った。

教育者やP T Aでも「大人が子どもの安全を考えて」決めることが多い。

・「失敗してはいけない」の呪縛が強いため、2条の対立を解消するのが、時間がかかる。

・行政では、課題解決の施作を並べると、これまでやってきたことなどが並ぶ。できることを、無理やり当てはめて、施作をしている。課題に対して、どうやって解決していくかを検討する時。

・子どもに決めさせているようで、誘導しているかもしれない。親の意見を待っている。親の意見を察している気がする。

様々な意見が出ました。



子どもと大人の関係や、家庭内の問題からさらに、日本社会全体へ視点が広がりました。



奥村裕一先生より

大人として、子どもをどういう大人に育てたいか。

どういう大人になって欲しいかを考えて、子どもをどう育てるかが大切。

自分のこことは責任を持って生きていく。

そのために小さいうちから精神的に自立していくことが大切。



最終的な子どもの目標に向かって、それぞれの地点で何をしていけばいいのか

は、様々。それが最終的な判断基準となっていくのでは?

信頼関係を築ける大人になるには、相手の立場に立って考えられるようになること。

大人も子どもも、相手の判断の理由がそれなりに理解できること。

相手が何を考えているかを徹底的に話し合えること。

徹底的に話をし、決め、みんなでまもるようにしていく。



時間はかかるが、相手の行動。日頃の態度を敏感に感じ取りながら、相手の気持ちをどこまで汲み取って、意思決定ができるか。里親と里子の信頼関係をどう作るか。それを築くには、何が必要か。を考えていくことが大切



最後に

子どもを育てるって、簡単なことではないですね。

一人で抱え込みがちですが、仲間と一緒に考えて、発信してみませんか?

皆さんのご意見が、日本の子育てを変えていきます!!

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