【ナイス!な親プロジェクト-ミニ発表会 第1回レポート(10月17日)】
■参加者:32名
【当日の流れ】
■開会 プロジェクト説明&メンバー紹介 齋藤直巨
■里親の子育てスキル第一条の解説
「子どもの目を見て、優しく話を聴く、話の内容を覚えている」
■こども委員、里親委員より
■山下さんビデオメッセージ
■質問&感想シェアタイム
■閉会
【解説】
里親の子育てスキル12カ条
第一条「子どもの目を見て、優しく話を聴く、話の内容を覚えている」
この第一条は2019年8月に開催された合同会議の際、子ども、大人の最多得票数で選ばれた項目です。
こども会議、おとな会議、どちらの会議のキックオフ時に「こんな親イヤだ!ブレスト」を行いました。
子どもも、大人も、ブレストに参加した皆さんからは、「子どもの頃に話しを聴いてもらえなかった」という不満が強くありました。自分なりに意味があることなのに、頭ごなしに否定されたという経験を持っている方が多くいました。
その経験から、子どもの話はちゃんと聴こう、なぜなら、自分はとても嫌だったから。
それぞれが気持ちよくいられるルールとして、この第一条が決められました。
里親家庭で育つ子どもの意見として、本音が言いにくい環境もあることが分かりました。
信頼関係がない状態からの子育てになる里親養育において、この「話を聴く」という姿勢は、家庭で起こるトラブルを回避するために必要なスキルということが、こども会議、おとな会議でも話し合われました。
全ての行動の裏には、それぞれ理由があり、子どもの話に耳を傾けることによって、一つ一つ謎がとけていく、行動の意味が分かってくるという経験をした里親委員もいました。
①こども委員の発表~会議より
■話を聞いてくれて嬉しかった
■ウソをつく、お金、物を盗むのも相談できず困っているからかも。
■理解してもらえないと、孤立する→ 分かってくれない、死んだ方がまし→ オーバードーズ
■「とても困ってる、自分なりに頑張っている、苦しさがある」
②里親委員の発表~会議より
■子どもが誤解されているかもしれない。非行は本当に子どもが悪いのだろうか。
■「生きる為に必要だと思っている術の方向性が違う」
・子どもに聞いてみた?本音で話せる環境作ってるかどうか確認してみよう。
③「話を聞かないと、どんなことが起こるのか?」
■「自分のことを話さなくなる 困っても相談できなくなるよね」
■どうしたら良かった?→話を聴く
8月の発表会では、機会トラブルでうまくお届けできなかった山下敏雅弁護士さんのビデオメッセージも観て頂きました。
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