「中野の子どもを中野のみんなで育てよう!」の番外編として、第4回なかのフォーラム「仲間たちの報告会」を開催しました。
コロナ禍において現場ではどのような対応が求められたのか、今回は中野区社会福祉協議会、黒木 俊一郎さん、出竹美奈さんからの報告をお届け致します。
<社協全体の取り組み>
・社協で行っている生活福祉資金 40~50件/年だが、今年度はコロナにより収入が低下した方への特例の貸付 件数 1万件超えた。
⇒今までの体制では対応できない程の活動(担当以外の職員も動員し対応)
⇒サンプラザの6階で職員も増員し対応している。
・特例貸付からの様子
⇒生活が困窮、 外国人、タクシー、自営の方が困っている状況。今までの貯蓄では限界。
⇒期間を延長して3月までの貸付あり。
・貸付できたが、現金直ぐに必要。今日明日食べるものがない、
⇒区民の寄付などで対応
⇒NGOセカンドハーベストジャパン紹介。
・仕事にも行けない、家に居なければいけない状況から、よけいに孤立した状況に陥っている。
<ファミサポ、ボランティアセンターの活動状況>
・地域の活動 三密避けるので活動できない。
⇒集まってのサロンなどは中止になり、筋力や体力が低下し、徒歩で通えていた人が通えなくなってしまった。その他にも物忘れが目立つようになってきている。
・社協や、地域活動からの働きかけとして、お手紙を送ったり、室外での体操などの支援活動へ切り替えている。
・子どもほっとネットの支援活動では、学習指導の無料塾などがあるが、食事を含む支援活動はできない状況。
・こども食堂の活動は、食材配る活動に切り替えている。
⇒学生、一般の方へ食材配布の活動を広げている。
⇒区内企業より、仕入れた食材を無償で区民のために配布できないかと多く相談受けている。
その食材などは、子どもほっとネットのフードパントリーで配布している。
・直接会うということはできないが、活動を止めない、途切れないというのが特徴。
<ファミサポ取り組み> 出竹美奈さん
・区民同士の助け合い子育て支援(一般、病児)がファミサポの活動。
・現在、病児保育の預かりはコロナ禍で活動ができにくい状況にある。
⇒協力会員は対応する準備ある
⇒一般援助活動は、感染症対策しながら 対応している。
⇒保護者の方も預けることを控えている状況なのかも。
・活動の件数は減少気味。
⇒顔の見える関係になっている会員同士では、活動継続している状況。
・コロナ禍で子どもが不安、落ち着かないという時に、ほっぺすりすりなど子どもがスキンシップとりたがるが、協力会員としてはどう対応したらいいのか悩むという意見も。
<地域の声として(子育て広場より)>
・在宅勤務の家族がいるために子育て広場へ来るお母さんが多くなった。
⇒夫が在宅で仕事をしている中で、子どもの面倒を見ながらお昼の準備や、日中子どもが泣く事など気にしながらいなければいけないので大変。
子育て広場へ簡単な食事もってきて、長くいるお母さんもいる。息抜きの場としてある。
<福祉なんでも相談の窓口から>
・ご近所トラブルが増えている。
⇒騒音、声が気になるという相談
⇒実際にそれで相手とやりとりあってトラブルになっているという相談も増えている。
・外国世帯の相談
⇒ネパールの方が多い。
⇒親が日本語の理解が難しい世帯が多く、学校のプリントを理解できず提出できない。
★日常の中にあった課題が浮き彫りに。
★在宅時間が増えたことで、地域のトラブルも増えている。
以上が中野区社会福祉協議会、黒木 俊一郎さん、出竹美奈さんからの報告でした!
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